日本人に多い丸顔はヨコ幅とタテ幅が同じくらいなので、ひし形シルエットに近づけるためにはタテのラインを意識することが大切です。
トップとフロントに高さが出るようなスタイルにしたり、前髪にすき間を作ったり、サイドの髪の毛で頬を隠してヨコのボリュームを抑えるといったカットで解決。これは小顔効果にも繋がるのでおすすめです。
反対にワイドバングは、顔のヨコ幅を強調してしまうため丸顔は避けるのがベター。

タテに長めの大人っぽい顔立ちの面長は卵型に近い印象です。
より整えるならサイドにふくらみをプラスするカットがぴったりです。タテが強調されないようトップのボリュームは控えめにしたり、おでこをできるだけ隠す前髪を作りタテのラインをなくしたり、サイドに空気感を出し顔まわりのシルエットを丸くするなどの工夫をしてみましょう。
面長にあまり向かないのは、額が見えるセンターパートやサイドがぴたっとしたヘアスタイルです。

卵型はもっとも理想に近く、どんなヘアスタイルも似合ってしまうバランスを持っています。
サイドの髪で輪郭を隠すのはもったいないので、思いきったベリーショートもおすすめです。
ロングにしたいならきれいなフェイスラインを強調できるカットをオーダーし、小顔効果を狙いたい場合には前髪や毛先のボリューム感で調節。きゅっと締まったあごのラインに合わせ、ひし形シルエットになるよう前髪を作るとよりいっそう魅力が増します。

エラやハチが張って骨格がしっかりしたベース型の顔立ちはいかつく見えがちです。
平面的にならないよう、重心高めなひし形シルエットで立体的に仕上げるのがぴったり。トップに高さをつけてバランスをとったり、流し前髪にしたり、顔まわりの髪をカールさせて動きを出しメリハリを効かせるカットを意識するとカバーできます。
切りっぱなしなどの直線的なヘアスタイルはベース型をきわ立たせてしまうため、避けるのが無難です。

ハチが張っていてシャープなあごでほっそりフェイスが特徴の逆三角形型。
上下に高さを出してあごまわりにボリュームを持たせ、重心低めのひし形シルエットに整えると華やかさが生まれます。
毛先・サイドともに丸みをつけるカットを意識しましょう。
また前髪の幅は広めにとりラウンドさせることで、やさしい印象も加わるはず。
逆三角形型に向かないのは先細りのショートへア。あごラインの鋭さが強調されてしまうので避けてください。