縮毛矯正とは、薬剤と高熱のヘアアイロンによってくせのある髪の毛をまっすぐにするものをいいます。
文字どおり矯正なので、一度施術を受けた部分は半永久的にストレートになります。
しかしもちろん髪の毛は伸びてくるため、これから生えてくるところまでストレートになるわけではありません。伸びた部分にはまた縮毛矯正をかけねばならず、手間がかかります。
また一般的に施術料金は高めで、お財布の負担にもなります。

ストレートパーマは、本来直毛である人がパーマなどをかけたあとストレートに戻すために行うものです。
もともとくせが強い髪だと効果がうすく、時間がたてばふたたびくせ毛に戻ってしまいます。程度の軽いくせ毛ならまっすぐになる場合もありますが、傷むだけになってしまう恐れも考えられるためおすすめしません。
価格の面では縮毛矯正よりはリーズナブルで、ほとんどのヘアサロンで1万円いかないくらいで施術可能です。

縮毛矯正が必要になるほどくせの強い髪質の人にとって、一番の敵はやはり湿気です。
1年のうちでもっとも湿度が高くなる梅雨に施術することで、うねりを抑えてスタイリングしやすいヘアスタイルへとチェンジできます。
梅雨を起点にして定期的にあてるのがおすすめですが、強力な薬剤と熱を加える縮毛矯正は美容技術のなかでも特に髪へのダメージが大きいもの。
くせがひどい人は3か月ペースでのかけ直しを、ボリュームを減らす程度でよい人は半年～1年おきでも大丈夫です。いずれも頻度に気をつけないと負担が蓄積されていくため、髪ののび方や長さ、ダメージの状態などを見ながら担当の美容師さんと相談して決めていきましょう。